自動車免許におけるAT・MTの違い

AT・MTの違いはなにか

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AT・MTとは

AT(オートマ)とMT(マニュアル)、自動車免許を持っていない人でも聞いたことがあるでしょう。この違いは、ドライバー自身がギアチェンジを行うかどうかです。ATはアクセルを踏むと自動的にギアチェンジが行われますが、MTの場合はドライバー自身がギアチェンジを行わなければなりません。MTでギアチェンジを行う際は、クラッチペダルを踏みながら手元のレバーを操作することになります。

AT・MTとは

どちらがいいのか

では、どちらを選べばいいのでしょうか。教習所には、AT限定プランと通常プラン(AT・MTのどちらも学べる)があります。これから自動車免許を取得する場合、おすすめなのはAT限定です。その理由としては、日本国内ではAT車の普及率が非常に高く、MT車に乗る機会は非常に限られる点が挙げられます。事実、近年は約7割の人がAT限定の自動車免許を取得しています。また、費用的にもAT限定プランの方が安く済みます。MTは操作が難しいので、免許取得までの期間も長くなります。総合的に考えると、AT限定で取得した方がいいでしょう。何らかの理由でMTに乗ることになった際も、限定解除の講習・試験を受ければ取得できます。

ATのメリット

ATのメリットは、何といっても運転の操作が簡単な点です。クラッチ操作の必要がなく、スムーズに発進・停止ができます。渋滞にはまった時でも、ブレーキとアクセルだけで運転できるので負担が少なく済みます。操作ミスによるエンストはほとんど起こらないでしょう。エンストとは、エンジンをかけている状態でクラッチを踏むことで、タイミングによって発生するエンジンの停止です。MTの場合、自身でギアチェンジをするのでエンストが起こる可能性があります。そういった不安がないのは、ATの大きなメリットです。通勤や買い物など、日常生活において頻繁に運転する際は、ATの方が圧倒的に便利です。

MTのメリット

ATのメリットを紹介しましたが、MTにメリットがないわけでありません。MTの大きな魅力は、ドライバー自身で自動車を操作している感覚が強く、運転を楽しめる点です。自動車が好きで、操作を楽しみたい人はMTがおすすめです。MTならではの操作感を楽しめるでしょう。また、山道では勾配やカーブが多くなります。MTなら道路の状況に応じて手動でギアチェンジができるので、自動車にかかるストレスが軽減されます。クラッチ操作に慣れる必要はありますが、運転を楽しみたい人にとっては非常に魅力的なポイントです。なお、昔の車はMTであることが多いので、将来的には旧車に乗りたいという人もMTを取得しておくことをおすすめします。

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自動車免許を取得するメリット

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